13分間
2004年4月15日 ジョージア州カミングで失踪事件が起こる。被害者はパトリースという名のヘアサロンを経営している人だった。
彼女は元々小さなヘアサロンで働きロブと名の人物と出会い結婚し新しい自分のヘアサロンを開く助けをしてもらった。
当時パトリースは30歳でロブは50歳。結婚生活は7年続いていた。
パトリースの常連客からパトリースが店にいなくて失踪していると警察に連絡がいき捜査に乗り出すことになった。
ここよく分からないんだけど、店にいないだけで捜査の対象になったのが不思議。
11時37分から50分の間に何かあった様子だ。
店のレジからお金が無くなっていたがパトリースの財布はあった。強盗と考えるには無理がある。
ヘアサロンには多くのお金があるわけではなく強盗の対象となる可能性は低いとのこと。
パトリースは昼ご飯をレンジで温めようとした形跡があったがそれ以外は普通通りで片付いており犯行現場とは思えなかった。
現場ではパトリースの車が西に向けて止まっていた。建物の正面は北向きでその建物の前に車が停まっていた。普段はバックで建物の真横につけて停めていた(北向き)。
車の位置がおかしいので憶測が流れた。
11時35分客から予約変更の電話をもらい約2分話す。どことなくそっけなかったらしい。
11時50分の電話には応答がなかった。空白の13分間に目撃者が2人いた。
青い車が店の正面に車の前を向けて止まっており背の高い女性がボンネット側もう一人の年配が助手席側の前部に立っており店のドアは開いていた。一方の訪問者は倒れたか倒されたようでもう一方の訪問者の手を借りて立とうとしていた。
そういう目撃証言が2件あった。
ロブは仕事中で14時か15時ころ連絡を受ける。
ロブは警察が夫を疑うのは普通だと言いつつも警察の事情聴取の話題に触れている時点で体が震えた。そして彼は言う。犯罪学を学んだと言い笑う。
?普通笑わないと思うけど?そして多くの場合夫が妻殺しの犯人だと言い体が震えた。
ピストル(息子)は16歳になる2か月前だった。二人の結婚当時ピストルは8歳か9歳だった。
結婚当初ロブはピストルに最初は優しかったがある時点で人が変わったようにひどい人間になった。
過去を語る場面で写真が何枚か見せられる。写真の中のロブはパトリースを所有物のように手放したくないような手の位置が見られる。
パトリースの両腕に回したロブの右手は腕をつかんでいた。もう一つの写真は肩か首のあたりをつかんでいる様子が見られる。
パトリースとは口論したことがないと言いロブの体が震える。
内に怒りのようなものを秘めているかもしれない。
パトリースはピストルに失踪の数週間前に離婚を考えていると言った。数年前から夫婦仲は良くなかった。
そして失踪当日に家の鍵を変えられピストルは家から締め出された。法律的には保護者となる人物なのにだ。
失踪から20ヵ月後ドーソン郡の警察から連絡がありレバノン・バプティスト派教会の教会員にパトリースの遺体が発見されたと言う。
パトリースの結婚指輪が見つからない。
かなり傾斜のある教会の裏の森の中だった。
ロブを疑う人が数人いて警察に訴えた人もいたがそれに対してロブはあざ笑い殺していないという。ここは笑って話す場面ではない。時間的に無理だと言ってどうだと言わんばかりな態度をとる。
パトリースが失踪した日家にいて仕事前にガソリンを入れた領収書があるという(ナンバープレートの番号は入っているのか?)スタンドからパトリースの仕事場まで45分かかるところにいた。
仕事場に就いたらタイムカードを押すと言い笑う。動機がないという。38歳の彼女に生命保険かけていない。ここでnice tryと言って笑う。疑いをかけられている場面で笑う所ではない。
ロブが語る彼女に犯行が行われていると想像する場面で哀れみや喪失感などの感情が見られない。
遺骨を渡された葬儀社では骨を可能な限り組み立ててくれと頼まれる。組み立てることに何の意味があるのだろうか?
1年後くらいまでベッドのそばに遺灰を置いて一緒に寝ていたという。そういって遺灰を見せるが、ボロボロの段ボール箱に包まれたプラスチックの箱の中のビニール袋の中に遺灰があった。
遺灰は普通骨壺に入れて大事にするものなのに押し入れに入れて保管するなどもってのほかだ。
本当に大事に思っていたのだろうか?対象は人で物ではない。愛する人が殺されたのに怒りや悲しみ喪失感、やるせなさなど大事な人が失われた人の出す感情が見られない。
ロブが殺したのだろう。彼が犯人だ。
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